地元では【穴の口】と書いて、<あなんくち>と呼ばれる川のトンネル。主に水田をつくるために行われた古い工事跡”川廻し”のひとつです。トンネルの向こう側に陽の光が差す、午前中の眺めが最も美しいとされます。
※「穴の口」周辺は、天候などにより滑りやすいことがありますのでくれぐれもご注意ください。
道案内
県道81号線、市コミュニティバス「古川」バス停を下車。「紅の里」方向の小径を30mほど下り、門の前を左に50mほど進んだところにある橋が目印。来た道から橋に向かって左側に設置された階段を降りると到着。
※橋から下は、足元が悪い場所がありますのでくれぐれもご注意ください。
川廻しって?
100年ほど前までに行われた、上総特有の河川短絡工事跡のこと。河川の湾曲を直線にショートカットすることで、湾曲部を水田などに活用しました。
重機などがなかった時代、地質がやわからい砂岩地帯である南房総だからできた土木工事とされています。